動作学とは
“人の身体を、部分の総和としてではなく一つのシステムとして捉え、外部環境との絶え間無い相互作用の中で、動的な平衡状態を維持し、外部環境に適応していく有機体として研究する学問”

動作学フェーズゼロは、マクロな全体論的視点で身体、健康、医療を理解するための基本的概念を学ぶためのセミナーです。本セミナーは一歩目を踏み出す前の段階、ヒトに携わる全ての職業の方が最初に知るべき基本的概念という意味でフェーズゼロと命名をしました。今後フェーズ１、２、３と続くものではなく、フェーズゼロの先には全ての医療、トレーニングの可能性が大きく開かれるのです。

現在我々が手にしている様々なトレーニング理論、治療方法は多くの素晴らしい結果を出していますが、どれも常に１００％の結果を出しているわけではありません。なぜいつも１００％の結果が出ないのでしょうか？本当に我々が学んだこと理解していることが人体システムの中で起こっているのでしょうか？もしかしたら全く別のプロセスによって結果が出てたりするのではないでしょうか？

人類は知識としてすでにとても多くのことを手に入れています。脳神経学、疼痛学、生体心理学、身体システム科学など近年特に多くのことが様々な学問分野で解明されてきています。しかしこれらの知識はなかなか医療、トレーニング現場へと広がりを見せません。なぜでしょうか？

我々は人体、生命というものの捉え方をもう一度見直さないといけないのではないでしょうか？ミクロな要素還元的視点だけの世界に、マクロな全体論的視点を加えることによりミクロとマクロの両輪で人体、生命を考えるという大きな一歩が始まるのです。

新しい視点で人体、生命を捉え、日々の臨床現場に革命を起こしましょう！